岡山ビルのコンセプトは安全性です。
岡山ビルは昭和46年竣工の古ビルです。
築年数約50年のボロビルでしたが、様々な思い出のある建物なので取り壊すことなく古さを武器に再生を試みました。
しかし、単純なリノベーションでは新築建物並の安全性は確保できません。
「古かろう悪かろう」は容認できないため、「自分が住んだ場合どうか」を考えの原点としました。
その際の最大の弱点は地震リスクです。
岡山ビルは上町台地にありますが、上町台地には上町断層帯があります。
地震の際には、岡山ビルはかなりのダメージを受けます。何ら対策を行わない場合には建物倒壊による人命へのリスクがあります。
そのため、古いビルではありますが、現在の耐震基準をクリアすべく耐震補強を行いました。
また、当然ながら防火上の消防法などの基準もクリアしています。