毎年この時期に固定資産税の納税通知書が送られてきます。
大阪は4月、東京は6月に送られてきます。
固定資産税は土地や建物の「価格」に定率を掛けて計算されています。
建物は建設時に決められた価格(実際の建築費用とはかなり違う)に償却がかかるので税金は減っていきます。
土地の方は3年に1回公示地価を基準に評価しそれに特例率を掛けて評価額を出します。
なので、基本は3年間同じですが、「負担調整措置」なるもので調整されているため変動します。
今回もだいたい2%くらい上がりました。
課税者としては、元々調整して安くしていたのだからそれを元に戻したという言い分でしょう。
それに今後地価上昇が見込まれるので段階的に上げたほうが痛みを感じにくいということでしょう。
長期的には家賃への転嫁につながってしまうのですが、この土地の近所に駅ができ生産性向上につながるとか、行政サービスが向上した気もしませんので、結局はあまり意味のない物価上昇を招くだけではないのかと思います。