企業統治と内部統制

約1年前に図書館に予約した本が届きました。

論点はアンチリベラルというかアンチ安倍体制なのですが、全く別の論点に考えさせられました。

筆者は著名な法学者ですが、企業統治に関する部分で、企業統治(コーポレートガバナンス)とは、経営者を統治することであり、経営者が企業を統治することではないと。

(NHKの会長さんはそこを勘違いしていると・・・)

 

私も経営者が会社全般を統治することが大切だと考えていましたが、それは言葉としては「統治」ではなく「統制」でした。

私企業といえども、大家業は安全で快適な空間を世間に提供する責任があります。

大家の暴走・横暴を防ぐのが企業統治ですが、個人企業なので社外役員など外部の目を入れるのはなかなかコスト的にも困難です。

当社も企業統治ができておらず私物化されていた時期がありました。

そのような場合、長期的には破綻に向かうのですが、それではもったいないし、入居者や関係者に不快感を与え、有形・無形の資産を大きく毀損させてしまいます。

大家業において企業統治を確保するのことは、なかなか難しい問題です。