岡山ビル再生事業の最大リスク

今月からいよいよリノベーション工事が始まりました。

バラ色の将来を夢見て心ウキウキですが、この事業のリスクを冷静に見ておく必要もあります。

事業計画では入居率、家賃下落率、費用上昇率などのパラメーターを設定して、かなりきつめの設定でも大丈夫かなと判断しました。

計画はそれでいいのですが、最悪シナリオも考えておく必要があります。

この事業の最悪シナリオは、建物が崩壊してしまうことだと考えます。

それも、完成直後に。工事代金も全額支払って、さあこれからという時にです。

そのリスクは、何を原因とするか。火災や爆発もありますが、それらは経済的には保険でカバーされます。

保険対応不能のリスクは巨大地震です。(事業用建物の地震保険はコネと財力が必要なので当社では調達不可能です。)

では、実際に起きてしまったらどうするか。

残念ですが、くじけずにやり直すだけです。

おそらくその時は大阪市内がかなり大変なことになっているはずで、ビジネスチャンスもあります。

国や金融機関の優遇融資なども期待できます。

地震の程度や規模、余震の状況などを慎重に見極め、冷静な対処が必要です。

その点、大阪から離れて住んでいるので冷静に客観的な情勢判断ができると考えます。