適正家賃とは(5)

家賃の市場価格と言われても、有効需要が少ないので経済学上の需給曲線は成り立たないと思います。

「時価」という説もありますが、それはかなり異常な世界だと思います。


そこで、一番しっくりくるのがこの図だと思います。

ロンドンの不動産分析会社から拝借しました。

三角形の左の線が価格、右の線が購入者の数です。真ん中のMarket Value(市場価格)の線には購入者の60%がいることを示していますが、市場価格より10%値段が上がると購入者は半分の30%になるというものです。ロンドンの人は計量化が好きなので何かをベースにモデル化したのでしょう。


トラスト北田辺は知名度が低いので、右側の購入希望者の絶対数が少ないと思います。

市場価格より10%上げると半減どころかいなくなるのでしょうね。

以上から、まずは知名度アップ、仲介業者の営業の皆さんに認知してもらい、有効需要を増やすことが先決だと思いました。

それと、もともと不動産賃貸の有効需要は少ないので、少ないチャンスをものにする「決定力」といいますか物件力のアップにも努めるべきだと感じました。

安易に家賃を下げることは現に今お住まいのお客様を裏切ることにもなります。


とにかく価値をあげるためにいろいろ考えなければいけません。